ログハウスの見学の仕方
ログハウスを建てる前にやっておくべき最も重要な事は、ログハウスの見学と見積もりを取ることです。
多ければ多いほど良いです。
ログハウスを見学に行っても、” ログハウスっていいなぁ ”で終わってしまっては意味がありません。
ログハウスを見学に行ったときに何を見ればよいのか?何を聞けばよいのか?
ログハウスの見学の仕方をまとめてみました。
ログハウス見学時のチェックポイント
ログハウスを実際建てた時の値段
展示場のログハウスを見せてもらった時には、
展示されているログハウスはいくらで建つのか?
是非、尋ねてください。
ログハウスメーカーや工務店は、
”ログハウスがいくらで建てられるのか” をなかなか言いたがりません。
言い訳として、風呂などの住宅設備は、どれを選ぶかで値段が変わるからだとか ・・・
なんか色々言って、はっきりした事を言いたがらないのです。
疑いの目で見ると、カタログやパンフに記された値段と実際に建てる場合の値段に大きな差があるのを隠そうとしているのではないかと私は思うのです。
例えば、キャンペーン価格で1500万円と記されていれば、実際はその位で建てられると思いますよね。
ところが、最低限でも2000万円はしてしまうなんていう場合が実に多いです。
差の500万円って何なの? なんか騙された気分になるなんてことが結構、あります。
それなので具体的事例として、展示場のログハウスの値段を聞いてみて下さい。
どんな商売でも値段を伝えずに売るのは違法です。
私たちには、いくらでログハウスを建てられるか知る権利があります。
ログハウスメーカー・工務店の提案力
「 職人を指定して来てもらった。 」
BESSのログハウスに住んでいる人の話です。ログハウスを建てたときのエピソードを聞きました。
なかなかどの大工職人に建ててもらうかリクエストする人っていないものです。
なぜ指定をしたのかというと、腕の良い職人が少ないと判断したからなのだとか。
間取りのプランが決まっているログハウスメーカー・工務店の場合、前もって決められた仕事は出来るが、それ以外は上手ではないといった職人もいる様です。
その人はプランをかなりカスタマイズしたので、下手な大工では良いログハウスが出来ないと判断したのでした。
どういう家を建てられるかは、職人の技だったり、設計の力量だったりするわけです。力のないログハウスメーカーや工務店は出来ることが限られるので、提案力があまり無いです。
例えば柱のないログハウスに銘木の柱を立てて見せるといったものだったりと、展示場はある意味、こんなログハウスも建てられますといった提案を具体的に示したものになっている筈です。
展示場に行った折には、どんな提案力がそのログハウスメーカー・工務店にあるのか探ってみるのがポイントです。
ログハウスのメンテナンスへの考慮
「 あの前に飛び出たログは何ですか? 」
ログハウスに高い所に、ログが飛び出ていました。意外な応えが返ってきました。
「 ブランコを吊したのだって。 」
案の定、雨風に直接あたるので腐食していました。
発想としては面白いのかもしれませんが、無理があります。
ログハウスは木で出来た家なので、腐食し易いです。
それ故、メンテナンスはとても大切です。手が届かない位置にログがむき出しになっているというのは論外です。
メンテナンスについてどれだけ考慮してログハウスが建てられたのかチェックしてみましょう。
例えばロフト
ロフトにデッキがあれば高い場所のメンテナンスがし易くなります。
軒も深ければ風雨に当たりにくく、腐食し難いです。
軒を出すには垂木が太くないとなりません。
そういったメンテナンスの視点から展示場のログハウスをチェックしてみて下さい。
ログハウスに実際に住んでいる家族の感想
展示場のログハウスだけではなく、実際に住んでいるログハウスを見せてもらいましょう。
ログハウスメーカーや工務店によっては、渋る所もあるかもしれません。
ログハウスを建てた後もフォローが良ければ、住んでいる所を見せてもらう手配が出来る筈です。
出来れば新しいログハウスではなく、10年程、住んでいるログハウスの方が良いです。
暑い夏や寒い冬、そして台風の時、どういう暮らしなのか、住んでいる人から色々な感想が聞ける筈です。
特にメンテナンスについて質問すると良いでしょう。
10年程たつとリフォームも考えてるかもしれません。
意外な話が聞けるかもしれません。