
窓枠の隙間をふさぐメンテナンス


隙間が最もあいている所は、ログハウスの場合、窓枠、またはドア枠です。
それは一般住宅とは異なり複雑な構造になっているからなのです。
参照) 窓はログ壁ではなく板に取り付ける
この隙間から風や雨が入りこまない様にメンテナンスが必要です。
窓枠の隙間をふさぐメンテナンス方法を記します。
窓枠をテープでふさぐ

窓は大小の違いなく、四辺を板で覆われています。
窓の上にある小さな屋根とあいまってカントリー家具っぽく装飾されています。
でも、これは装飾ではなく、実は実用面からこの様なデザインになっています。

板を外すと、窓がログ壁にピッタリとはめ込まれていないのが分かります。
左右には板がログ壁との間にあり、窓はその板に取り付けられています。
また、窓の上には隙間があり、グラスウールなどの断熱材が押し込められています。
これらの状態を隠す目的で窓の四辺には板が張られていたのでした。

この様に窓の回りは隙間だらけになっています。
暴風雨には雨漏りの原因に、また、冬には冷たい風が室内に入りこみ易くなっています。
そこで窓枠の四辺にテープを貼って隙間をふさぎます。
しかし、丸ログの場合、凹凸があるので、縦には隙間が出来ます。そこをコーキングしてうめていきます。
この作業をしても今後のセトリングに支障が起きない状態になったてから行えるメンテナンス作業です。
丸ログの場合は、発砲ウレタン注入
角ログと丸ログでは、断然、隙間が多いのは丸ログです。
ハンドカットログの場合は殊更です。

北風が強かったり、台風が襲来する場所では、隙間を埋めるのに発砲ウレタンを使う場合もあります。
窓やドアの四辺の枠板に隙間があります。そこに発砲ウレタンを注入します。
これは家の外と中、両方で行えます。
発砲ウレタンは乾くと膨張し大きくなります。その性質を利用して隙間に注入して塞いでしまおうというのです。
しかし、往々にして枠から飛び出してしまう事になるでしょう。
発砲ウレタンが乾いてから、カッターナイフで切り取って見た目をよくする必要があります。
注意したいのは発砲ウレタンは着いたらなかなか取れません。
床などにたれない様に作業する必要があります。
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