ログハウスを建てる土地の探し方
ログハウスに住みたいと願い、我が家は地方に移住したのですが、結構、ログハウスを建てる土地を探すのは難しいのに気づきました。
それは2つ理由があって、一つはログハウスの固有の問題です。
例えば、ログハウスを建てるのに広めの土地が必要になります。
もう一つは、ログハウスを建てたいという人の希望です。
往々にして、ログハウスに住みたいと願う人は、土地にもこだわりがあります。
景色の良い所、森の中、静かな所といった希望をかなえようとすると土地探しも難しくなります。
我が家の場合もそうでした。
景色が良いだけでなく、子供たちの就学を考え、利便性にもこだわりました。
困難を極めた土地探しがある時、急に展望が開けたのでした。
そんなログハウスを建てる土地を探す体験に基づき、ポイントをまとめてみました。
我が家の体験に基づく、ログハウスの土地探しの注意事項
不動産屋を探す前に
建売の普通の家ではなく、ログハウスに住みたいという人は、ログハウスを建てる場所にもこだわりがある場合が多いです。
富士山を見ながら暮らしたい!
こういった夢をかなえる為に、まずは不動産屋に行って土地を紹介してもらおう
・・・ としがちですが、あまり良くないです。
土地には建築するにあたって色々な条件がついている場合があります。
例えば傾斜地なので、境界線からかなり奥まった所でないとログハウスを建てられないといった条件です。
そういう条件でログハウスが建つのか?
素人が判断するのは難しいです。
実際、私などは良く理解できませんでした。
従い、土地を探してもらう不動産屋を決める前に、ログハウスを建ててもらう工務店を先に決めた方が何かと都合が良いです。
工務店は土地の条件について詳しいですから、希望のログハウスが建てられるかどうか、判断する事ができます。
富士山の眺めが良い、土地があったとしても、相談できる工務店がいるのといないのでは、大違いです。
不動産屋を探す前に工務店に相談しましょう。
土地は急がないで探す
私は、” 不動産屋ってなかなか一筋縄ではいかない ” といった印象を持っています。
まず、やたらめったら、不動産屋には行けないと思います。
暴力団が関わる不動産屋もあるからです。不動産屋の店舗はかわりばえしませんから、見た目では分からないです。
我が家の場合は、移住して来て右も左も分からなかったので、殊更でした。
危ない不動産屋を訪ねてしまう所でした。
土地は高額な買い物ですから、取引しても問題ないかどうか? 警戒が必要です。
仮に希望する土地の情報を不動産屋が持っていても、紹介してくれない場合もあります。
不動産屋が売りたがっている土地を、まずは紹介しようとするからです。
先にこちらの希望の土地を見せてしまうと、売りたい土地が売れなくなってしまうので、見せようとしない不動産屋もあります。
「 お急ぎですか? 」
この不動産屋の問に安易に急いでいると答えない方が良いと私は思います。急いでいると足元を見られると警戒した方が無難です。
こちらが焦っていなければ、いずれ希望する土地を知ることになるので、不動産屋は売りたい土地を引っ込めて、なにがしらの情報を出してくれるでしょう。
だから、余裕を持って土地探すのが肝要です。
用途無指定地を探す
小鳥のさえずりが聞こえる所
神々しい南アルプスが見える所
道路から離れた静かな所
など、ログハウスを建てて住みたい土地に希望があるならば、用途地域が無指定地が向いている場合が多いと思います。
都市計画っていう難しい法律や条例があって、どんな土地を探したらいいのか分からなくなります。
取りあえず、用地地域が無指定であれば、その土地に建てる建物の制限が無いという事なので、ログハウスを建てやすいです。
森の中のログハウスも建てることができるでしょう。
但し、地域ごとに固有の条例もあるので、一概には言えませんが、可能性は大きいです。
注意が必要なのは、用途地域が無指定の土地は、資産価値が低く見積もられるらしいです。
銀行からログハウス建築費用を借りる際に土地が担保には不十分と判断される場合もある様です。
資金繰りにも関わるので、工務店と相談してみると良いでしょう。
広めの道路に接する角地を探す
ログハウスを建てるには、建物や隣地境界線から3メートル離さなければならないという制約があります。
その為、広めの土地が必要になります。
土地の前が道路の場合、道路の幅の真ん中から3メートル離れていれば良いことになります。
広めの4メートル道路の場合、敷地の境界線から1メートル下がるだけで良いことになります。
2面が4メートル道路の角地の場合は、この恩恵が2倍という訳です。
なかなか広い土地を探す事が出来ない場合、角地は奥の手という訳です。