ログハウスの最大デメリットは雨漏り

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ログハウスは雨漏りする建物です。立派な太いハンドカットログである程、雨漏りが激しいです。

ログハウスのデメリット 新築なのに雨漏りする

普通の家ならば、それは欠陥住宅と言えるでしょう。
でも、ログハウスの場合、雨漏りする状態なのに、完成としたとして工務店から引き渡されます。

だから、ログハウスに住み始めた大概の人は、大慌てしてしまいます、雨漏りした時には。

これからログハウスに住もう、住みたいという人は、雨漏りを覚悟しておく必要があります。

ログが濡れると良い木の香りがします。その香りを楽しむ位の余裕があると良いですね。

 
ログハウスの最大デメリット、雨漏りとは ・・・

雨漏りする箇所

雨漏りする箇所
良く雨漏りする場所は決まっています。それは ・・・

雨漏りする理由・対処法

ログハウスが雨漏りする理由
新築なのに雨漏りする、ログハウス固有の原因・理由とは ・・・


 




 

雨漏りする箇所

ログハウスはログを積み重ねた壁、ログ壁で覆われています。それ故、ログとログの間には隙間が出来やすいです。

そこから雨水や風が家の中に入りこむ時があります。

特に雨漏りする箇所は2つです。
一つは、ノッチ、もう一つは窓枠やドアの枠です。

ノッチの雨漏り

ノッチから雨漏りする
隙間が出来やすいのでノッチは雨漏りし易いです。

窓やドア枠の雨漏り

窓枠から雨漏り
ログハウスの場合、窓やドアの設置方法が特殊です。


 

ノッチの雨漏り

ノッチはログが直角に重なり合う為に切り込まれています。他の箇所に比べ複雑に木が接している箇所です。

それ故、ちょっとした隙間が出来てしまい易いです。

ノッチの雨漏り

ノッチ部分が雨に当たると雨水が初め染み出る様にして家の中に入ってきます。

台風など激しい雨の場合、ポタポタと滴がたれてくる感じになります。

概して、角ログよりも丸ログの方が雨漏りし易いです。ハンドカットの丸ログにいたっては、滝の様に流れてくるなんていうログハウスもあります。

厄介なのは、ログに伝わって雨水が入ってくるので、容器で受け難いです。雑巾などの布を押しやって吸わせる様にします。



ログハウスは四隅に一つづつ、少なくとも4つのノッチがあります。
ところが、すべてのノッチでこの様な雨漏りがするわけではありません。

大概、同じ箇所で雨漏りは起こります。
雨が当たり易い、隙間が大きい、そういった理由からなのでしょう。自ずと対策すべき箇所が決まります。

 

窓やドア枠の雨漏り

窓枠の雨漏り

一般住宅では起こりえない雨漏りが窓やドア回りの雨漏りです。
実は、ドアや窓の上には隙間が空いています。そこから雨が侵入して来やすいのです。

ログハウスのドアや窓の上部には水切り板がついている筈です。
下の写真では、木製の小さな屋根があり、その上にトタンの板がついています。

これは飾りではなく、雨水が窓やドア上部の隙間に入りこみにくくする為のものです。
窓の上には板が打ち付けられて隠されていますが、隙間が空いています。そこにログつたいに上から雨水が入るのを防いでいます。


雨水を防ぐ

ところが、台風などの大雨が当たると雨漏りしてしまう時があります。

窓やドア枠から雨漏りする場合は、ノッチの比ではない量になります。容器を下に置いて受ける感じになります。
 

雨漏りする理由・対処法

新築なのに雨漏りがするというログハウス、普通ならば想像を超えたデメリットです。
それが許されるのには理由があります。

隙間は100%無くせない

ログハウスから隙間は無くせない
ログハウスは気密性に劣ります。隙間は必ずできます。

徐々に隙間が埋まって来る性質

隙間は徐々に小さくなって来る
年々、隙間が狭まって来るのは、かえってデメリットに


窓はログ壁ではなく板に取り付ける

窓はログ壁に直接設置しません
隙間が出来やすい、窓やドアの設置の仕方

対処法は新築時は覆うか諦める

ノッチは濡らさず、雪はどけましょう
では、雨漏りにはどう対処すべきか?


隙間は100%無くせない

ログハウスが雨漏りする根本的な理由は建築中に隙間を100%無くすことが出来ない所にあります。

ログハウスの建築現場を見ると、ログを積みあげて上から大きな木槌で打ち付ける様なことをしています。

出来るだけ隙間がない様に積みあげて施工しているのでしょうが、全くピッチリと合わせて行くのは難しいです。

積み上げたログ壁

徐々に隙間が埋まって来る性質

その上に厄介なのはログは重いので、時間が経つうちに徐々に隙間が埋まって来る性質があります。

この性質をセトリングといいます。

このセトリングの為、あらかじめ隙間にグラスウール等、何かを詰めて埋めておくにも、ビッチリ詰め込むわけにもいきません。

詰め物が邪魔になって自重で隙間を埋める性質を阻害するからです。

窓の上部の隙間に入れられたグラスウール

窓はログ壁ではなく板に取り付ける

窓は板に取り付ける

そればかりではありません。
窓も直接ログ壁に取り付けることが出来ないです。窓の左右はログ壁の間に板を入れて、その板に窓を取り付けます。

実はこの板、T字型になっています。下の写真の様にログの方も中央が削られています。

ログとT字型の板は打ち付けられる事はないのですが、外れる事はありません。板の出っ張った部分がログの中央にはめ込まれる様に取り付けられるからです。

ちょっと複雑な取り付け方をしています。当然、そこには隙間が出来ます。

それ故、新築完成時には隙間が空いた状態で完成となるのでした。


削られたログの中央

対処法は新築時は覆うか諦める

新築時の雨漏り対策は出来るだけ、雨漏りする箇所を濡らさない様にすることです。

台風の時はノッチをブルーシートで隠したり、板を打ち付けて雨が直接当たり難くしたりする方法です。

雪はノッチにも積もりがちです。払って雪水が染み込まない様にした方が良いです。でも、ちょっと手間ですね。

また、潔く暫くは雨漏りもしかたない事だと諦めるのも一つの方策です。

ログ壁からの雨漏り

建築してから年数がたてば、隙間を埋めることが出来ます。10年位たてば、隙間を埋める作業が出来ると思います。

その作業を工務店に頼めば、費用がかかります。自分でやれば手間がかかります。ログハウスとはそういう建物です。

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